衛生面に優れたセキスイ美草引目グリーンでの畳張替え
2024年9月10日 | 樹脂 縁付き畳
こんにちは。
川崎市中原区にございます田邉畳店です。
この度は川崎市麻生区はるひ野付近の分譲マンションにお住いのお客様から、畳の張替えの施工事例をご紹介します。
畳張替えのご依頼内容
畳張替えご依頼の理由
分譲マンションに入居されたときの和室の畳に天然い草が使用されていましたが、日焼けにより退色やささくれが目立ち始め、古くなったと感じたとのことで、畳張替えのご依頼をいただきました。
実際に現地をご訪問して畳を確認したところ、年数が経って、天然い草が緑色から黄金色になっている状態でした。また、摩耗したことでささくれなどが出ている状態でした。
畳張替えの内容
お問合わせ時点では、お子様がアレルギー体質であること、また、今後ペットを飼うかもしれないとのことから、和紙畳をご検討されているとのことでした。
御見積りのために現地調査に伺ったときに、上記に加えて、お客様としては衛生面を重視されていることが分かりましたので、和紙製と樹脂製の工業表をご提案させていただきました。
和紙製と樹脂製のメリット・デメリットをご説明し、樹脂製は水や汚れに強く、水拭きやアルコール消毒などお手入れがしやすいことなどから、樹脂製のセキスイ美草を勧めさせていただきました。また、セキスイ美草のMIGUSAは、強くて丈夫なのでペットを飼ったときも安心ですし、ダニ・カビの心配がない畳表なのでアレルギーのあるお子様でも安心(日本アトピー協会の推奨品)です。
ちなみに、天然い草はアルコール消毒をするとシミができてしまうことがあります。
使用した畳の材料
畳表:セキスイ美草「MIGUSA」の「引目グリーン」
セキスイ美草の製品紹介ページはこちらをクリック
畳縁:虞美人草グリーン
畳張替え後の写真
今回の畳張替えのポイント
「お子様がアレルギー体質であること」、「今後ペットを飼うかもしれないこと」、「衛生面を重視していること」から、畳表は樹脂製のセキスイ美草「MIGUSA」をお勧めしました。
天然い草から樹脂製への張替えですが、樹脂製の畳はビニール(プラスチック素材)ということで、質感が大きく変わってしまうのでは?とご懸念される方もいらっしゃいます。しかし、実際に天然い草から樹脂製に張替えても、質感はあまり変わらないとおっしゃるお客様が多いです。
畳表のセキスイ美草「MIGUSA」の「引目グリーン」は、どの色とも合わせやすいので、お客様はサンプルを見ながら悩まれていました。そこで、最近は、畳ヘリを同色で目立たせず、ヘリなし畳風にする方が多くいらっしゃいますというお話をして、虞美人草グリーンに決めていただきました。同色の畳ヘリを使用したことで、ヘリ無し畳風に見えるすっきりとした仕上がりになりました。
最後に
今回は、天然い草から樹脂製のセキスイ美草「MIGUSA」への張替えでした。樹脂製の畳表は、退色が少なく綺麗な状態が長く続きますので、お客様にご満足いただけたら嬉しいです。 また、張替えでしたので、朝畳を引き取ってその日の午後に納品させていただきました(張替えは当日施行・当日納品で対応しています!)。
なお、畳の張替えの目安は、天然い草が約5年、和紙製・樹脂製が約10年となっています。しかし、使用年数に縛られて考えるのではなく、天然い草でしたら、毛羽立ちやささくれが出始めて不快感を感じるようでしたら、それが替え時と考えていただければと思います。
畳に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。