ささくれ毛羽立ちが出にくく、耐久性の高いダイケン健やか和紙銀白100A若草色での畳張替え施工例 場所:幸区小倉付近

2025年12月19日 |  和紙 縁付き畳

こんにちは。
川崎市中原区にございます田邉畳店です。

この度は川崎市幸区小倉付近の分譲マンションをお持ちのお客様から、畳の張替えの施工事例をご紹介します。

畳張替えのご依頼内容

畳張替えご依頼の理由

お客様の両親が住まわれていた分譲マンションで、天然い草の劣化が激しいので張替を希望とのこと、何回か張替をしてきているので、今の芯材で張替が出来るかを確認してほしいとのことでした。和室の畳に天然い草が使用されていましたが、日焼けにより退色やささくれが目立ち始め、古くなったと感じたとのことで、畳張替えのご依頼をいただきました。

実際に現地をご訪問して畳を確認したところ、年数が経って、天然い草が緑色から黄金色になっている状態でした。また、摩耗したことでささくれなどが出ている状態でした。

畳張替えの内容

御見積りのために現地調査に伺ったときに、既に工業表系を希望されていましたので、和紙製にするか樹脂製にするかサンプルをご確認いただきながらお話させていただきました。お話をさせていただく中で樹脂製より和紙製のほうが質感が良いとのご感想を頂きましたので、完全な工業表である樹脂より手触り感が自然なものに近い和紙表をご提案させていただきました。
その中でも天然い草より若干明るい若草色をお選びいただきまして、和紙製は摩耗による退色が若干目立つため明るめの色を選びあまり目立たないようにとのご判断でした。

芯材については、近年よく使用されているインシュレーションボードで構成されているものでした。
若干芯材の耐久度が落ちてきている状態でしたが、まだ張替は可能と判断しました。

使用した畳の材料

畳表:ダイケン健やか和紙表 銀白100A 若草色
ダイケン健やか和紙表の製品紹介ページはこちらをクリック

畳縁:ストリームNo.16

畳張替え後の写真

今回の畳張替えのポイント

今回は天然い草と工業表で迷われていましたので、自然素材の和紙を使用して織っている和紙表と比べていただきました。
どうしても天然い草ですと使い方によっては劣化の進捗が早い場合がございます。
最終的には張替をするタイミングは天然い草と工業表でも変わらないことも多いですが、きれいな状態が長続きするのは工業表のため、ストレス無く使用できるかなと感じていただいたため和紙表を使用いたしました。

畳表のダイケン健やか和紙表銀白100Aの「若草色」は、新品の天然い草より若干薄い緑色に仕上がっています。薄い緑色のため摩耗による退色も若干ではありますが目立ちにくくなり、また同色のヘリと合わせるとすっきりした印象にできます。

最後に

今回は、天然い草から和紙製ダイケン健やか和紙表「銀白100A若草色」への張替えでした。和紙製の畳表は、退色が少なく綺麗な状態が長く続きますので、お客様にご満足いただけたら嬉しいです。 また、張替えでしたので、朝畳を引き取ってその日の午後に納品させていただきました(張替えは当日施行・当日納品で対応しています!)。

なお、畳の張替えの目安は、天然い草が約5~7年、和紙製・樹脂製が約10~15年となっています。しかし、使用年数に縛られて考えるのではなく、天然い草でしたら、毛羽立ちやささくれが出始めて不快感を感じるようでしたら、それが替え時と考えていただければと思います。

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